「星の舟唄」(歌:矢尾一樹)

〜「YAT安心!宇宙旅行 サウンドトラック2」〜
あ、誰ですか、“やっぱり”とか言ってる人は? そう、川井憲次コワレ系2大ソングの双璧をなすこの歌は、かの「整備員の詩」と表裏一体。あっちが浪花節が転じてロックになるのに対し、こちらはイントロがハードロックなのに始まってみたらド演歌、という曲なのである。歌詞でいくら“叫ぶのさロッケン・ロール”とか歌っててもド演歌なのだ。実際叫んじゃいるけどコブシ入ってます。泣きながら歌ってます。間奏も後奏もハードロックだが、やっぱり肝心なところは全部ド演歌。この演歌とロックを繋ぐための無理矢理な“ちゃららんらんらん”がいい味を出している。ちなみにハードロックの部分はむっちゃくちゃカッコよく、エレキが炸裂している。ギタリスト川井憲次の本領発揮といったところか。「整備員の詩」が好きならば、絶対オススメな歌だ。