「Natsuki/a petit cat」

〜「はいぱーぽりす オリジナル・サウンドトラック Vol.1」tr.4〜
川井憲次と言えば愛猫家”というのは今では周知の事実だが、それはこのサントラから始まった。今は亡き(T_T)愛猫ミーとの出会いが描かれたこのサントラのライナーノーツは、数あるライナーの中でも出色の出来だ。というか同じ愛猫家として“うんうん”とニヤニヤしながら読んでいたので、強烈に心に残っているだけかもしれないが。とにかくこのライナーの文章や、「はいぱーぽりす」の曲郡には、川井さんの猫に対する愛情が満ち溢れている。
この曲は主人公である猫人間、夏姫のテーマ。メジャーコードでミディアムテンポの軽快なポップスで、主旋律は他の楽器に譲っているものの、イントロからして曲のイメージはプロフェット5が締めている感じがする。そんなほわほわ系のイメージ。あとは伴奏の“ぴゃぴゃっ ぴゃぴゃっぴゃ”というフレーズが妙に猫っぽくて大好きだ。
これらの曲が創られたとき、川井さんの側にはいつもミーが寄り添っていた。ミーが居なければこの曲は産まれなかったかもしれない。だからこの曲は「ミーのテーマ」といってもいいのではないだろうか。公式サイトのギャラリーでも我々の目を楽しませてくれたミー。ミーはこの曲とともに我々の記憶に刻まれているのだ。