まばたけ!「まばたき」オフ。

今日は川井憲次がフルート曲を手掛けた映画「まばたき」を観に渋谷のPIA FILM FESTIVALへ。
参加者は、幹事のみーらさん、たか厨さん、SSさんと自分の4人。

会場にはまた荒川さんと宴会部長が居たとか居なかったとか。


まずは併映の「single」から。
シングルマザーに育てられていた中学生が、母が死んだことで初対面の父の元へ。父親が親としての自覚に目覚めて息子との交流が芽生えるまでを描く。
ビデオ撮影なのに8ミリっぽくしあげてあったり、妙なカットアウトな暗転が多くて眼が疲れたり、音響がひどかったり、ヒロインの眉毛が変だったりしたけど、自分と同い年くらいのお父ちゃんの演技がなんか心地よい作品だった。
ちなみに前半は音声が右寄り、中盤は左寄り、ラストでステレオになるってのは、単なる音響ミスか、親子の歩み寄りを音響で描いたのか、どちらにしろ聴きづらかった。
ま、お父ちゃんが良かったから、いっか。


続いて「まばたき」。
今度のテーマは「命」に纏わる体験をする3人の一日を描くお話。
一人は妹の誕生という新しい命に巡り逢う直前の小学生の女の子、
一人はいじめを受けた相手の命を奪ってしまう中学生の男の子、
一人は亡き妻の墓参りに行った夜に自らの命の灯が消えてしまう老人。
3人が微妙に絡みそうで、余り絡まなかったり。
ちょっと難解というか、見た目そのままのお話というか……。確かに色々考えさせられるけど、ちょっと演出がくどいというか……。
葉っぱの上に白と赤の絵の具の水を垂らして混ざるのを延々と見せられたり(たぶん受精の比喩?)、女の子がお腹抱えてしゃがみこんだり(たぶん初潮?)、蝉が脱皮したりと、「もう、“命”がテーマってのはわかったから早く次いこ?」みたいな。
でもちょっとボケ気味の徘徊老人がいい味出してて楽しかった。
で。
ぁ、今度は音響が若林さんだったので聴きやすかったです。

で。
肝心のフルート曲は、マイナー調の不条理系な曲で、ほとんどフルートの独奏というか、どっちかってーと尺八みたいな吹き方な曲でした。

一応コンペで入賞するとDVD化されるみたいなので、みなさん、投票しましょう。
ちなみに次の上映は7/20(木)の11時からです。

で。
そのあとはアジトに移動して夏コミの編集会議をしたりして。結局22時頃解散。みなさん、お疲れさまでした!