「陽だまりの告白」

〜「めぞん一刻 ミュージック・ブレンド 2」tr.7〜
自分が初めて触れた川井サウンドがこのアルバム。そしてビックリしたのがこの曲。「なんて自由な曲の展開をする人だろう!」と感嘆した。曲調は陽光煌めく爽やかな空気感が漂う元気なフュージョンといった感じ。2分半というテレビ番組のBGMとしては長めな尺も当時としては珍しかった。圧巻だったのは曲の真ん中、突然マイナー調に変わるところから。そこからのドラムの展開の自由度の高さに引き込まれた。あとは要所要所に変な音がさりげなく入ってくるのも面白かった。突然尺八が鳴り出した日にゃ、もう……。それでいて全体的にイメージのバランスが取れている、なんとも不思議な魅力に溢れた曲だ。