機動戦士ガンダム00 ORIGINAL SOUNDTRACK 1-tr.6『POWER』


メインテーマ。毎回の次回予告で流れる同じみの曲だ。ここ数年の作品の集大成といった感じ。
ティンパニの連打と鐘の組み合わせは『Avalon』を彷彿とさせる。
重厚なコーラスは『Fate』や『セブンソード』に近い音の重ね方だ。
そしてメロディ偏重者な自分にとってはウハウハ(死語)な惚れ惚れする主旋律。流麗且つ荘厳、川井バトルサウンドの真骨頂!
ひとつ気になるのは、この一連のモチーフに、一音わざと激しく音を外している箇所があるということ。これは主人公たちが掲げる「武力による戦争への介入」という矛盾した行為への、川井憲次なりの解答ではないだろうか。けっして「カッコイイ」だけでは終わらない、矛盾を孕んだ戦闘。メロディにも疑問を残すことによって、音楽面からも問題提起をしている……というのは考え過ぎだろうか?