「とりあつかい説明書」(歌:井上喜久子)

〜「井上喜久子/たのしいこと」tr.2〜
「River Of Crystals」バリな、けだるい本格ジャズ。何も考えずに聴くとかなり浸れる。しかし歌詞に注目した途端、抱腹絶倒な曲に変貌。「私を悩ませる」とか「荒波に旅立つ小舟の気持ち」や「そっと背を向ける」など、詩的な文節をちりばめながらも、それがすべて「とりあつかい説明書」に対する想いというのだからおかしい。一瞬曲が止まる「〜というか」の部分がもう最高。お姉ちゃんの作曲センスと川井さんのアレンジセンスが最高な絡み方をした逸品と言えるだろう。