「決戦の士魂」

〜「ガンパレード・マーチ ?新たなる行軍歌? オリジナルサウンドトラック」tr.6〜
ガンパレ」の続編が放映開始ってことで、川井版「ガンパレ」の代表曲をば。この曲は番組のプロモや関連商品発売告知など、幅広く使用されたので、「ガンパレと言えばコレ」という人も多いだろう。
全編を通して低音の繰り返しストリングスメロが強烈にカッコイイ戦闘曲で、合いの手のしっかりしたブラスや、間奏の激しいエレキなど聴き所は多い。とくにラストで全てのパートが一体となって集束して行くところは抜群の爽快感を得られる。
本編では第1話冒頭のハイクオリティな戦闘シーンでの使用が印象深い。とくにこの第1話は選曲が秀逸。神秘的で悲劇的なスキャットバラード「廃墟の歌声」で惹き付け、ノリのいいマイナー調戦闘曲「戦闘への搭乗」(tr.15)で掴み、「緊迫の行軍」(tr.5)で溜め、そしてこの「決戦の士魂」で一気に解放、という怒濤の展開。第1話は戦闘シーンが二度あり、二度目の戦闘終了後に流れるトドメの「勝利の女神」(tr.20)も強烈なインパクトだ。
個人的にこのアルバムはここ2、3年の川井サウンドで一番のスマッシュヒット。普段はアルバム購入後、何度か聴いた後はお気に入りの曲だけピックアップして聴いているのだが、このアルバムはトータルバランスもよく、アルバムを通して聴くことも多い。まさに「名盤」と呼ぶに相応しいオススメのアルバムだ。