「Diarrhea」

〜「オリジナル・サウンドトラック The Red Spectacles 紅い眼鏡 SPECIAL」tr.10〜
今日は胃の調子が悪い。私は寝不足で体調が崩れるとすぐに胃に来るのだ。1日3時間睡眠の生活で安定していたところに突然14時間睡眠を取ったものだから、バランスが崩れたわけだ。
というわけで今日はこの曲。曲名は直訳するとそのものズバリ「下痢」。本編でも下痢になった主人公がトイレを探して彷徨うシーンで使用された。8ビートの単純な伴奏でコードがどんどん上がっていく様が突き上げる痛みを見事に表現し、迫り来る最悪の状況に対する不安をパララパララパララとサックスが謳いあげる。千葉繁の怪演とともにこの曲は記憶に刷り込まれ、それ以後自分は胃がクラッシュすると必ずこの曲が頭をよぎるようになった。川井憲次の劇伴作家として才能は、このように聴いた者の脳を侵食する破壊的な影響力があるのだ。